挑戦
台北101は台湾で最も高い建築物で、2004年の落成から今日に至るまで、国内外から多くの観光客が訪れています。2019年6月にアジアで最も高い展望台「SKYLINE460」が開放されたのに伴い、台北101はデジマックスと手を携え、オプトマプロジェクターと共に「アメイジング台湾」を打ち出しました。体験見学エリアを切符売り場エリアへと延長し、超大型インタラクティブプロジェクターとサラウンド音響技術を利用して台湾のストーリーを紹介し、旅行者を台湾の美しく雄大な景色へと誘うようにしました。
没入式体験は超大型かつ精緻な画面を必要としません。よって台北101では幅20メートル、高さ3メートルの白い壁面を作り、ここを投影エリアとしました。このような画面は通常の投影サイズや比率ではなく、唯一できることはいくつかの投影画面をつなぎ合わせることです。それに投影場所は台北101の売り場内にあり、そこには他の室内光源があるため、全体の構築においてシームレスな投影機能や技術を検証するだけでなく、プロジェクターの輝度、解像度及び彩度も検証する必要があります。
ソリューション
オプトマ台湾SIチームは数度にわたり主催者と討議を重ね、展示各エリアの規格や投影要求を十分に理解した上で、以下のとおり最終的な投影設備プランを提出しました。
- 20m*3mの壁面一杯に投影することを考慮し、11台のZU850プロジェクターを使用するとともにA15ショートフォーカスレンズを組み合わせ、また狭くて長い通路におけるプロジェクターの設置距離を節約するとともに、ZU850内蔵の色彩輝度調整統合機能が投影画面接続時における画面間のシームレスな接続を実現します。
- ZU850は複合式のレーザー光源を使用するとともに、8,000ANSIルーメン、2,000,000:1という超コントラストを有し、他の光源が共存する空間において、高レベルの投影彩度と輝度を維持します。
- レーザー光源の寿命は20,000時間に達し、公共エリアにおける長時間設置という要求を満たすことができます。
結果
提携において、デジマックスはオプトマチームの効率、専門性、及び品質に対するこだわりのいずれにも非常に満足しています。全体的な実行と印刷体の構築にはわずか1カ月の期間を費やしただけでハードウェアや埋込式大画面の設置を終え、デジマックスが製作した8K映像を組み合わせ、サイエンステクノロジーとアートを完全に融合させました。
オプトマを選ぶ理由
デジマックスが本プロジェクトを引き受けた際、台湾で最も高いビルにおける台湾で一番のサイエンステクノロジーとアートの融合を目標としました。そしてオプトマのこれまでの国際的な芸術分野における経歴を研究し、オプトマと提携することに大きな自信を感じ、今回の提携が非常に意義あるものであることを感じ取りました。
設備リスト
- ZU850レーザープロジェクター+A15ショートフォーカスレンズの組み合わせx11